豆知識

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オイル交換はなぜ必要?

12ヶ月定期点検は、安全に愛車に乗って頂くために法律で使用者に義務付けられています。
外から見えないクルマの内部を徹底チェックし、車の故障を予防し、
安全なカーライフの為にも大切な点検です。

お車は時間の経過や仕様に応じて、摩耗や性能の劣化が進行します。
そこで必要なのが、「12ヶ月点検」です。
「あんしん」して「あんぜん」に乗って頂くために、是非、行ってください。

オイルそのものが劣化するため

エンジンオイルは、使用を始めた時点から酸化がはじまります。酸化防止剤が添加されていますが、酸化防止剤も消耗するため、オイルも酸化し劣化します。走行距離が少なくても定期的にオイル交換する必要があります。

各種添加剤が劣化するため

エンジンオイルには、ベースオイルに摩擦防止剤や清浄分散剤など多くの添加剤が添加されていますが、添加剤も使用するにしたがって劣化するので、オイルを交換する必要があります。

カーボン、スラッジが蓄積するため

エンジンオイルはシリンダー内のカーボン、スラッジなどの汚れを落としていますが、オイルが劣化すると、その性能を十分発揮できなくなり蓄積してしまいエンジンに悪影響が発生します。

オイルの量が減るため

エンジンオイルは使用とともに少しずつ量が減ります。通常は、減った分を注ぎたすころにはオイルや添加剤が劣化して交換する時期を迎えている場合が多く、オイル補給ではなくて、オイル交換することがベストです。

エンジンオイルの仕事

潤滑作用 回転軸受部、シリンダーなどの摩擦部分に油膜を作ることにより、摩擦をおさえ、焼き付きを防止します。
冷却作用 燃焼や摩擦によって高温にさらされるエンジンの熱を、エンジン各部を循環するオイルが吸収し外部に放熱します。
密封作用 ピストン、シリンダー間に出来る小さな隙間を油膜が塞ぐことで、圧縮・燃焼ガスを燃焼室内に密封し、出力のロスを防止します。
清浄作用 エンジン内部に付着したスラッジ等の汚れを洗浄し、エンジン内部をクリーンに保ちます。
応力分散作用 油膜の形成によって、歯車やベアリング部分等が受ける衝撃を緩和し、振動や異音の発生を抑えます。
防錆作用 金属表面に油膜をつくり、水蒸気や不完全燃焼により発生する酸化物を中和し、エンジン内部の錆を防ぎます。
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